Haruna KuwaharaInterview

データマネジメント室 リーダー桑原 春奈

人の行動をコントロールするデザイン。

最古参メンバーである桑原。前職で企画、取材、ライティング、デザイン、コーディングから配信までとWebメディアに関わる全ての仕事を経験したのち、フリーランスとして活躍していた。その実力はベンチャー界隈でも折り紙つきで、営業する必要が全くなかったという。そこに目をつけたのがフォースリー立ち上げメンバーのひとり。自然な流れでジョインしたという桑原の仕事観、そしてデザイン論に迫る。

1981年9月26日 神奈川県横浜市生まれ
【my favorite】
愛娘 / 愛猫×3 / 夫はミリオタ / 知識欲 / AX7 / エースコンバット / ウクレレ

メディアの全てを経験した会社員時代。

フォースリーにジョインしたときはフリーランスでした。その前に所属していた会社で一緒だった人からの紹介の紹介みたいな流れですね。その会社っていうのが結構な無茶振りをしてくれる環境でして(笑)記事広告系のメディアを私が一人で回していたんです。取材に行き、記事を書き、デザインし、コーディングしたのちに配信までするという。まさにひと通り全部やってまして、ずいぶんと鍛えられました。おかげでそこを辞めても仕事には全然困らなかった。元同僚や昔のお取引先からどんどん仕事が入ってくるので、営業活動なんて一切しませんでしたし。

そうこうするうちに林との出会いがあり、自然と人脈ができていき、神泉にあったある会社のオフィスが溜まり場みたいになっていきました。そこに出入りしていれば食いっぱぐれることはなかった(笑)。そんなある日、フォースリーのボードメンバーのひとり、大野さんという方が「こんど会社つくるんだけど」という話をしてくれて。私も最初は「そうなんですね」ぐらいだったのに、いつの間にか一緒にやることになっていました。創業メンバーのみなさんはどうやら最初から私を巻き込む前提だったようです。

制作環境なんてあっという間に変わる。

フォースリーでは最初、デザインとコーディングが中心でした。制作としてコーポレートサイトなどをつくっていましたね。当時と今とでは制作環境が大きく変わっていて、2010年から12年ぐらいまではまだガラケーが主流でした。取引先からもガラケーのサイトの保守などを請け負っていて。それがいまでは完全にスマホシフト。デバイスの進化によって作るものも作り方も変化しましたよ。当初からずっと思っていたのはスマホってすごいよね、ってこと。ガラケーはJavascriptがまだ使えなかったんですよね。だからローテーションがめちゃくちゃ面倒だった。あと、とにかくクライアントの端末に表示する時点ですべて終わってないといけなかったので、必要に駆られてPHPを覚えたり。もう制約は多いわ、キャリアごとに絵文字が異なるわ、文字コードは違うわ。

それがスマホになってからというものの、文字コードもUTF-8以外使うことはまずないし、なんといってもJavascriptが使えるので、まるっきり別物になりましたね。そもそもJavascript自体も最初のうちはカーソルをキラキラさせたり、割としょうもない使い道しかなかったんですけど(笑)いまでは知らないこと自体ありえない、というほどの存在感ですからね。作る側としてはキャッチアップが大変です。

最近になってつかめた、デザインの勘所。

大学時代からずっとデザインの勉強をしてきて。その頃はグラフィックだったんですが、これからはインターネットの時代だということでWebデザインにシフトしました。だからコーディングはほぼ独学に近いのですが、デザインはしっかり基礎から学んだという自負があります。そのおかげか最近になってようやくデザインの勘所というか、本質がつかめるようになりました。それは、デザインは人の動きをコントロールするためにあるということ。コンバージョンさせたいとかLPに飛ばしたいとか。バナーをクリックさせたい、なんてのもそう。Webに限らず建物やインダストリアル、街のデザインも同じじゃないですか。ここに人が溜まらないように通路を曲げよう、とかね。そういうことがわかったというか、最近特に腑に落ちたんです。

デザインって芸術的なセンスが求められる仕事だと見られがちですが、私はずっと理論が大事だと思っていたので、まるで空白を埋めるピースがハマったみたいな感触があります。この色をこの位置に持ってくるのにはこういう理由がある、みたいな。あとは裏付けや根拠を説明できるとデザインがある程度通りやすくなるという実益もあります。結構多いじゃないですか、雰囲気で変更指示出してくる人って(笑)。

次に目指すはデータサイエンティスト。

この7月から、正式にデータマネジメント室ができてデータサイエンスに本腰を入れることになりました。なぜデータサイエンスかというと、フォースリーのシステムに『クオリザ』と『ログリザ』というものがあるんですね。そこで取得したデータを分析する手法のひとつとして取り入れていければ面白いんじゃないか、と。もちろんいまでもデータを取ることはできます。でもそれをトレンドごとに切り取ってみたり、分析次第でもっと違うインサイトが出てくる可能性がある。そういうのに惹かれるんですよね。
社内にあるデータを横断的に使って分析をしたり、「こういうデータをとればこういう分析ができるよ」とか、さまざまな改善をしていく予定です。

そもそも私自身、突き詰めて物事を考えるのが好きな方で。林はそこらへんを熟知しているので「やりなよ」って後押ししてくれるありがたい存在です。こういった新しい試みにどんどんチャレンジさせてくれるところ、柔軟なところがフォースリーの長所といえるでしょう。あと、私は産休・育休・時短勤務においても第一号社員なんですよ。なにをやるにしても最古参で第一号というケースになりがちなので、あとに続く女性メンバーのお手本となれるよう、旗振り役を全うしたいですね。

ふだんは4歳の女の子のママである桑原。育児を通じて成長できた点として、他人ができないことを許せるようになった、と笑う。以前は「なんでこんなのができないの」と目を三角にしていたのが「まあしょうがないよね、できる方法考えよう」と受け止められるようになったらしい。ちょっとだけ丸くなった桑原が次に目指すのはデータサイエンティスト。これにもまた、フォースリー第一号の冠が用意されている。(取材・構成・文/早川博通 撮影/小野千明)

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