晴天の淡路島へ田植えに行ってきました!

2023.07.4
カルチャー

こんにちは!広報委員Kです。2023年6月17日、毎年恒例となった淡路島での田植え研修に行ってきました。
この田植え研修と10月の稲刈り研修のテーマは「有機的」と「非言語コミュニケーション」。普段はオフィスでPCに向かい、広告に関わる仕事をしているわけですが、広告を「ある商品を売りたい広告主と、その商品を知らないけれど必要としているエンドユーザをつなぐコミュニケーションである」ととらえるならば、コミュニケーションを仕事にしているということができます。
また、広告のなかでもインターネット広告を扱っているため、自分たちで作った広告の実物を手に取るということができません。エンドユーザの反応も成果も、管理画面越しに見ることがほとんどです。
そうしたオフィスでの仕事から離れ、淡路島という非日常の空間で温度や匂い、手触りを感じながら共通体験をすることで言語を超えたコミュニケーションを図るというのがこの研修の目的です。

今回は東京オフィスから23名、宮崎オフィスから1名の計24名が徳島阿波おどり空港に集合してレンタカーに分乗し、一路淡路島を目指します。6月上旬には全国的に台風に見舞われたり、梅雨のさなかということで天候が心配されていましたが、当日は快晴に恵まれました!

田植え、稲刈りのたびにお世話になっている菜音キャンプへは1時間ほどで到着。さっそくお昼ごはんをいただきました。採れたて野菜がたっぷりのサラダ、お刺身、かき揚げにお味噌汁で英気を養います。お米は弊社で借りている田んぼに隣接した田んぼで育てたもので、お味噌も自家製。みんなおかわりして食べていました。

腹ごしらえのあとはいよいよ田植えに向かいます。苗はもちろん昨年収穫した籾を発芽させて準備してもらったもの。昨年は田んぼの1/3ほどを手植えしたのですが、田んぼに入るのも初めてという素人ばかりでは真っ直ぐに植えられるはずもなく…
除草の手間などを鑑みて、今回はできるだけ機械で植えてから、抜けているところや機械が入れないところを手で植えていこうという方針になりました。苗をたくさん植えられるぶん、収量増も期待できます。
まずは林が田植え機に乗り込み、いざ発進!真っ直ぐ進むだけなので簡単そうに見えますが、泥水に覆われた田んぼは起伏がわかりにくく、ハンドルを取られそうになります。手元ばかり見ているといつの間にか曲がってしまうので、視野を広く持ち、リラックスして運転するのがコツです。

天気がよかったので水も泥も温かく、裸足で田んぼに入るメンバーもけっこういました。足の裏全体で地面を探りながら泥の中を歩くのは気持ちがよく、ときには膝まで浸かりながらも着実に田植えは進んでいきます。

今回は機械で植えたこともあり、およそ1時間半で田植えが完了しました!タイムラプス動画も是非ご覧ください。

苗がまだ細いのでちょっとわかりにくいですが、田植え前の写真と見比べてみてください!


今回はちょうど赤玉ねぎを収穫するところということで、そちらもお手伝いさせてもらいました。
地面から顔を出している玉ねぎたちを拾い集める簡単な仕事です。


また、昨年は田植えの際にサツマイモも植えさせてもらったのですが、今年はすでに苗を植えたところとのこと。ハウスにはニンジンもありましたが、こちらは種をとるために花を咲かせているところでした。ニンジンの花を見るのはみんな初めて。「ニンジンって花、咲くんだ…」と全員が思ったと思います。

田植えを終えてお風呂で汗と泥を流し、キャンプへ戻るとお待ちかねのBBQです!毎回淡路牛と瀬戸内海の海の幸をたっぷりいただくのですが、田植えの時期の伊勢海老はなんと子持ちなのです!今年は直前に台風が来たりしていてぎりぎりまで漁ができなかったのだそうで、懇意の漁師さんからこの日の朝に「獲れたよ!」と連絡をもらって仕入れてきたのだとオーナーさんが笑っていらしたのが印象的でした。

炭火でじっくり焼いた伊勢海老の身は甘く、卵のプチプチ感と香ばしさが相まった、まさにこの時期しか味わえない珍味です。
ジューシーな淡路牛のとなりで大きな鯛もホクホクに焼き上げ、お腹いっぱいいただきました。鯛を焼きおにぎりと組み合わせてお茶漬けにするメンバーも現れ、これがまた絶品。


田植えや稲刈りの研修で訪れるたびに、美味しい地のものをたくさん用意してくださるのですが、オーナーさんが野菜やお米を育てるだけでなく、これまでに培った地元の方々との関係があるからこそ可能なのだと思います。食材だけでなく、そうしたことへの感謝も込めて残さずいただきました!

さて、今回は他にも楽しみがあります。それがテントサウナ!


見た目は大きめのテントですが、保温性の高い生地で作られています。中にストーブがあって石を温めることができ、ロウリュも楽しめるのだとか。ときどき水をかけすぎたのか「あっちー!!」と悲鳴が上がっていましたが、男性メンバーは何度も出たり入ったりしてととのっていました。

お腹がいっぱいになって夜が更けてくると、みんな自然と焚き火の周りに集まります。

花火を楽しむメンバーもいれば、最近ジョインしたばかりでこれまで交流の機会が少なかったメンバー同士が親睦を深める場面もあり、こうした場所だからこそできる言葉以上のコミュニケーション。

明けて翌日は空港に集合するまで班で自由行動です。早朝からゴルフに行くグループあり、藍染に挑戦するグループあり、食べ歩きに繰り出すグループあり、うずしおクルーズに乗り出すグループあり、と思い思いに楽しみました。



トラブルもなく全員徳島阿波おどり空港に到着し、夕方には無事に東京に到着しました。

最後に、参加したメンバーのコメントをいくつかご紹介します。

まだ入社して3ヶ月にも満たない新卒の私ですが、改めて今在る環境に感謝していかなければならないと気付かされました。
先輩方が温かく接して下さったり、配慮して下さったりして頂いたからこそ心の底から楽しんでいた自分が居ました。

今回大きく感じたことは、時間は有限で限られているということです。
普段なら家でゆっくりする土日ですが、もっと多くの使い方があるということを強く感じました。
これから自分がここで何をどう頑張ってきたいのか、そのために時間を無駄にすることなく使っていきたいと思いました。
それは、仕事のためにでもリフレッシュのためにでも必ず自分のためになりうるものだと思います。

普段の仕事場では関わらない他部署の方達とも、濃い時間を過ごさせていただけたこと、感謝しております。
これからもONとOFFのメリハリを持っていきたいと思います。

(23新卒・女性)

変化というものを強く実感した2日間でした。
第1回目の淡路島研修から参加させていただき、都度新しいコンテンツを用意していただきそれぞれの研修回ごとに変化はありましたが、1番変化していたのはフォースリーの組織や自分自身であると思いました。

始まった頃にはまだ出会ってもなかった新しいメンバーでの共通体験。数年の間に顔ぶれも大きく変化していると実感しました。

自分自身においてはフォーラムに参加していることにより、非日常空間での共通体験や共有し合うことで生まれる、メンバーに対して安心感を感じる事がより一層強く感じる事ができました。

この感情をどう活かすのか、自分のやるべきことと照らし合わせて考え実行していきたいです。

(中途2年目・男性)

今回の研修を通して、「人との繋がりの重要性」について改めて気づきました。
菜音ファームの方が、どうしてここまで作り上げることができたか、ここまで作った経緯などのお話をいただきました。

その際に昔の仕事で繋がっていた人たちに、頼って助けてもらって今があるとおっしゃっていた。
繋がりがあったからこそ、自分がやりたいことを始められているとあり、何事も人の力がないとうまくやっていけないことに気づけました。

実際に自分自身スポーツチームに入っていたりと組織やコミュニティーが多くあるが、これを活かすことができていないと実感しました。

これをすぐ活かすことは難しいかもしれないが、今繋がりを大切にしていれば、自分自身が何がやりたいときや失敗したときは人に頼れることができると感じました。

今回の研修を通して、繋がりを大切にしなければいけないと改めて感じました。
2度目の田植え研修となりますが、まだまだ知らないことや気付けてないことが多くあり、また機会がありましたら、参加させていただきたいと思いました!

(22新卒・男性)

この研修は毎回、食を支える人々の技術や努力の有り難み、また同僚とのつながりなど様々なことに想いを馳せる貴重な時間です。今回植えた稲がどのように育っていくか、稲刈りのときが今から楽しみです!

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