R. M.

エージェンシー事業部 アフィリエイト部 1課 サブマネージャー

空気を読みつつ、
自己流を貫く。

フォースリーきっての元気印である。もともと全国展開している生活雑貨の販売スタッフだった。それも聞けば大体の人が知っている有名企業。そんな彼女がいったいどういう経緯でWeb広告の世界に足を踏み入れることになったのか。またフォースリーではどんな立ち位置で仕事に取り組んでいるのか。バラエティ豊かなフォースリーメンバーの中でもひときわ存在感を発揮する彼女の横顔に迫る。
Profile

【My Favorites】
香川 / バスケ / 睡眠 / うどん / ポテト / スヌーピー / ミニオンズ

東京の旗艦店でトップクラスの売上を。

前職は全国展開する生活雑貨のショップ店員でした。香川県高松のお店に勤務していたんですが、東京の外苑前にある一番大きな店舗に異動することになって。もともと広報などの本社業務に興味があったので、もしかしたらステップアップの第一歩になるかも、と期待して青山での勤務をはじめました。そのお店はテレビや雑誌などへの露出がものすごく多かったので、上手い具合に広報と販売を兼任することに。ところが東京の人や外国人観光客の方々の買い物の量と額が想像を絶するレベルで(笑)。期せずして私の販売成績もグングン伸びていきました。

会社としては手放したくないですよね、そんな成績好調な販売員。だから何度も本社への異動を打診していたんですが、いつも「もうちょっと待って」という返答ばかり。だったらもういいや!と一大決心して転職活動を開始しました。私、それまで規模の大きな組織ばっかりだったので、逆にアットホームなところで働いてみたいな、と思ってて。そうしたら広告に「アットホーム」って書いてあったのがフォースリーだったんです(笑)。

システムに立ち向かう悪戦苦闘の日々。

面接では林からいろんな話を聞きました。その上で「それでもウチで働きたいと思ったら3日後に連絡ください」って言われたのが衝撃的でした。そんな感じで内定が決まるなんて信じられなかった。とりあえず嬉しいんだけど一回家に帰って冷静になって考えよう、連絡入れるのはギリギリにしよう、と思ってました。そうしたら私が連絡する前に林からメールが来て「そろそろ期日なんですが、一緒に働きたいと思っているんだけどどうかな」って。面接の内容はすっかり忘れたのに、このことだけはしっかり覚えてます。だって私、広告の知識も何もなかったし、ゼロベースなんで何もできませんがよろしくおねがいします!みたいな感じだったので。そんな風に言ってもらえて嬉しかったんですよね。

もちろんその気持ちはいまも変わっていません。加えて入社したタイミングも良かったんじゃないかと思います。ちょうど大きな案件が入ってきて、上司と一緒によくわからないシステムを使いこなさなきゃいけない状態に追い込まれて。問題がまったく解決しないんだけど、それにいかに毎日立ち向かうかみたいな仕事で、結局最終的に解決しなかったんですが(笑)システムそのものには割と詳しくなれましたね。エンジニアではないんですが、頭の中でイメージ湧くようになりました。

何に向いているかわからなかったので、ちょうどよかった。

最初は営業として入社したんですよ。リスティングがほとんどで、あと純広を少々。アフィリエイト以外を広く浅くですね。その時はそんなに大きな案件もなくって感じでした。で、半年ぐらいやってるうちに林から「社内の営業が上手いから、運用に回ってみよっか」と言われまして。キャラが顧客営業向けじゃなかったようです(笑)。私もなんかそうかも、と妙に納得しました。自分の適性がよくわかっていなかったのでちょうど良いな、と。それからは運用ひと筋ですね。

いまはアフィリエイトの運用なんですが、部署の中でもメンバーそれぞれキャラが違うんですね。私は結構セールス寄りで、セールス部からの依頼をサクサクこなすタイプ。もうひとりは集計がめちゃくちゃ得意。あとアフィリエイト部の営業みたいな感じのメンバーも。役割分担きちんとできてて、なかなか面白いですよ。もちろんアフィリエイト自体の面白さも結構あって…キャンペーンひとつで数字が全然変わってくるところとか、何か法則性のようなものが見つかると気持ちいいですね。

自利と利他を行ったり来たりする“あまのじゃく”。

もう4年目になるんですが、社内での立ち位置は周囲を気にしつつ、空気を読みつつ、からの自己中(笑)。
すごくフォロー上手って言われたりとか、困っている営業さんを見ると助けたりするんですが、それ実はすべて「喜ばれたい」っていう欲求を満たすためなんです。自己中ですよね(笑)。運用という立場だけにワンタグシステムについてはある程度理解できていると思っています。しかもこのキャラなので営業さんやクライアントからすればいろいろ頼りやすいんだと思います。そこは上手くつかってもらえればという気持ちもなくはない。それにみんな結構同じことで困ってるので、聞いてもらえればこれまでのケースで大体判断ができるんです。

とはいえ、こっちから過剰に大丈夫ですか?とかはあまりしないです。聞かれたら答える姿勢で。決して面倒見がいいほうではないです。だからといって無責任でもない。自分のためにやってることではあるけど、他人が喜んでいるのを見るのが好き、っていう。ちょっとあまのじゃくなんでしょうか。先陣を切るタイプじゃないけど、先に進んでいる人を上手くみつけてついていく…そんなタイプの私でも楽しく仕事できるのが、フォースリーの懐の深さといったら上手くまとめすぎでしょうか。

フォースリーの好きなところは「家族みたいなところ」だと笑う彼女。困ったらすぐに手を差し伸べてくれるメンバーばかりとのこと。おかげで何に困ったら誰に聞けばいいか、ということにかけては社内イチの事情通らしい。本人曰く面倒見は1ミリも良くない、とのことだが、話せばそれがある種の照れ隠しに近いことがわかるはずだ。今日もその屈託のない笑顔でオフィスを走り回っていることだろう。 (取材・構成・文/早川博通 撮影/小野千明)