R. I.

マーケティング事業部
メディア部

ユーザーに与える違和感を
限りなくゼロに

アニメーション制作に魅せられて美術大学に進んだものの、業界の厳しさを知り実写映像に転向。絵画に近い映像表現をコツコツやりながら作家の道を模索する中でコロナ禍に見舞われる。2年も前から準備した卒展も中止に。失意の中、就職も決まらないまま卒業するが…
Profile

【my favorite】
ラウドロック / ライブの3列目 / SiM / 東海オンエア / 料理 / カップラーメン / ゲーム / オタク

私という“人”を見てくれた

大学を出てからしばらくフリーター、というか家事手伝いでした。コロナでいろんなことがご破算になって、なんとなくダウナーなまま日々を無為に過ごしていたんです。それでも何か仕事に就かなきゃ、とハロワ経由で西新宿の会社に経理として入社。しかしそこがなかなかのトップダウンで仕事も面白くなくて。正社員でしたけど半年で辞めました。

やっぱり私は映像制作に関係する仕事じゃないと、とリベンジを開始します。正社員にこだわらず転職活動をしていたところ「プレミア使える人募集!」のアルバイト求人を発見。それがフォースリーとの出会いです。面接はいまの上長で、バイトの面接なのに条件の話だけでなくきちんと目を見て、大学でやってたことや将来の話までしてくれました。

実はもう一社、選考が進んでいたんです。でもその会社が能力や技術を見ていたのに対して、フォースリーは私という人を見てくれた。採用が決まったときすごく嬉しかったのを覚えています。入社後はひたすら機会があれば正社員になりたい、って言い続けて、そのおかげか他の理由かはわかりませんが一年経過の時点で正社員に登用していただけました。

動画編集に対する要望度が高い

入社してからは動画編集ひと筋ですね。ひたすら動画広告を作り続けています。ずいぶん慣れましたが最初の頃びっくりしたのが動画のクオリティに対する要望度が高いこと。なかなか妥協させてくれません(笑)。だから自然と仕事が作業チックにならないんですよね。いつも細部にまでこだわれる。ここまで徹底できればホント、制作者冥利に尽きます。

難しいのは文字の入れ方ですね。色味、大きさ、太さ、位置、アニメーション…無数の組み合わせから最も訴求効果があるものを選ばなければなりません。ただ私、幼い頃から集中力がハンパなくて。こだわりはじめたら5時間でも6時間でもずっとやっていられるタイプなんです。だからとことん丁寧に、素材探しも時間かけてやります。

仕事の上で大切にしているのは、ユーザーの違和感を限りなくゼロに近づけること。フラットな状態で見てひっかかりがないかを追求しています。たとえば素材。クライアントからいただくものやフリー素材、自社で撮ったものを混ぜるんですが、やりすぎると違和感になります。要素が多いのも伝わらない。引き算が肝心なんです。どこを引くか、かなり考えてやっていますね。

クリエイターの技術を底上げしたい

今後はクリエイティブの底上げにつながる動きをしていきたい、と思っています。私が持っている技術や知識をみんなにシェアできれば、と。実は今年、すでに新卒対象にフォトショップの研修を実施したんです。ただ、人に教えるときの言語化が難しくてきちんと伝わりきれてないことも…そこは反省ですし、教えることで逆に学べたこともたくさんありました。

フォースリーの好きなところは自由でありながら統制がきちんと取れている点です。みんなが同じ方向を見て仕事しているのが本当にいいなと思います。あとバイトとかポジションとか関係なく、得意な人にチャレンジさせてくれるところも。任せてみようと場を整えてくれるのは本当にありがたいですね。

実は私、そんなに人と喋るのって得意じゃないんです。だけど社内行事みたいな場所にいるのは好きなんですね。こないだも運動会をやったんですがめっちゃ楽しくて(記事はこちら)。ふつう大人って斜に構えるじゃないですか。本気でやんないよみたいな。でも社長を筆頭にみんな全力で。次の日みんな筋肉痛(笑)。このスカしてない感じがすごくいいと思うんですよね。