R. O.

エージェンシー事業部 セールス部

回り道アイデンティティ。

フォースリーの女性陣には共通項がある。それはパッと見はふつうの女子なのだが、いざ口を開くとプロフェッショナルというか、バリキャリ女子であるということ。彼女も、もれなくその一人である。華やかな外見からは想像できない芯の強さを持っている。それだけに壁にぶつかることも多く、インタビュー時も悩みを隠さず吐露してくれた。果たして彼女が抱えている課題とは?解決策はあるのか?
Profile

【my favorite】
ジム / お酒 / 食べログ / 爆食い / キラキラ / 塩 / アベンジャーズ

自分がその会社にいる意味

大学を出て最初に就職したのが、フォースリーとほぼ同じ事業内容のWeb広告会社でした。ただその会社は私にとってはあまり長く続けるイメージが持てなかった。何をやっても認められず、存在そのものも肯定されず…たまたま私と上司との関係性が良くなかっただけなのかもしれませんが。でも周囲もなんというか、長いものに巻かれるというか、同情はしてくれるものの何のアクションもないという環境。体調を崩して休職に追い込まれた同僚に対しても見て見ぬふりで、そういう態度はどうなんだろうかと意見しても無視される始末で。結局入社3年目になる少し前に退職することにしました。

その後、以前から相談にのってもらっていた一人から「ウチの会社に来てみない?」と誘われます。それが昔からの知り合いの友人であり、フォースリーでした。友人いわくフォースリーでは絶対にそんなことはないし、もしそういう目にあったら俺が意見するとまで言ってくれて。で、林さん、川俣さんと面接でお話させてもらって、この環境なら大丈夫かな、と思えたんです。

日曜の夜が憂鬱でなくなる

入社してからは本当にストレスのない毎日がはじまりました。朝起きてから会社に行くまで、嫌な気持ちに一切ならない。以前は日曜の夕方、例の国民的アニメのオープニングを聞いた瞬間に憂鬱だったのに、いまでは翌日が楽しみなぐらい。それはやはり、人がいいからだと思います。ひとりひとりが自立していて、それでいて仲がいい。仕事とプライベートもそうですが、人間関係にもメリハリがあるんですよね。あとは、いい意味で自由なこと。きちんとやることやっていれば、うるさいことを言われない。のびのびやらせてくれるところも毎日会社に来るのが楽しい理由じゃないかな。

仕事そのものは前職でやっていたことの延長線上ですね。美容系、健康系のジャンルでのライティングになります。やはり結果を出してナンボの世界、獲得というプレッシャーが常についてまわる仕事です。まさにいまがふんばりどきかな、と。あと、実はいまちょっと悩んでいるのが仕事の好不調の波があるってこと。ふだんなら2~3時間で書ける記事が一日かけてようやく、なんて日があったりして。これをなんとかしたいんです。

理想の上司に恵まれて

この仕事のやりがいは、もちろん獲得が一番大きいです。でもそれ以外にもたとえば記事チェックのときクライアントからお褒めの言葉をいただけたりするのも充実感につながりますね。あと、スマホいじってて偶然自分の記事が出てきたりすると「おっ!」って。それも小さな喜びです。

いまの上司は川俣さんなんですけど、本当に私にとって理想の上司です。距離感が近くて、友人のように接してくれる。その一方できっちり上司としての責任も果たしてくれるんです。すごく気をつかってくださって、何気ない会話ひとつからこちらの状態を察してくれるんですよ。たとえば私が落ちてるとき、ちょっとした一言で和ませてくれたり、悩みに対してアドバイスをくれたり。ご自身もかなり忙しいはずなんだけど、見ててもらえているっていう安心感が大きいんです。

だから私も新しいメンバーが入ってきたら、少しでも川俣さんのような接し方をしたいなと思っています。なんかこう、ガツガツしたがむしゃらさを持ちながら人としての常識や優しさを備えているような人に入ってきてほしいですね。私も刺激をもらえるので。

目指すは自分のチームの誕生

いまの私の強みは粘る力がでてきたことです。これまでの自分は壁にぶつかるとすぐに逃げるタイプでした。ストレスやプレッシャーがあると諦めて終わり、というのがいつものパターンだった。それが、いったん立ち止まって向き合えるようになり、どうにかしたい、どうしたらいいんだろうって考えられるようになった。でもそれは前の会社での経験があるからかもしれません。もちろん今の環境の良さ、上司や周囲に恵まれているということも大きいと思いますけどね。

将来はみんなから頼られる存在になりたいですね。いまの時点では存在感もまだまだ薄いと思うんです。でもこれから仕事で結果を出して、この記事は大前が書くなら大丈夫でしょう、お任せくださいって営業がクライアントに胸を張って言える存在になりたい。そしていつか私のチームを作りたい(笑)。大前チームの誕生が私のひそかな野望なんです。女性がバリバリ活躍しているフォースリーなら、全然可能性ありますよね!

いまがふんばりどきという自覚、仕事に好不調の波があること。以前だったらおそらく諦めて、逃げていたことばかりだろう。しかしいまの彼女は違う。前職でのつらい経験、どん底からの脱出、理想とする上司、そして仲間たち。これらすべてが彼女のアイデンティティとなり、困難に立ち向かう勇気となっているのだ。近い将来のチーム誕生に期待したい。 (取材・構成・文/早川博通 撮影/小野千明)