E. H.

エージェンシー事業部 アフィリエイト部 1課 サブマネージャー

集中力なら
誰にも負けない。

新卒入社組の中でも最も就活を終えるのが遅かったらしい。フォースリーの門を叩いたのは、一度就活を終わらせてからの再チャレンジだったそうだ。この会社ではそれまでの面接とは異なり、自分の一番言いたいことを率直に伝えることができたと語る彼女。入社前と入社後の心境の変化、そしてこれから目指すものについて聞いてみた。
Profile

【my favorite】
シーシャ / ダンス /ポップアート / 紫 / モードストリート / 勝訴 / ナス / ゲンガー

どんな仕事でも本質を捉える必要がある。

もともと私、洋服が好きで。将来はアパレルの道に進みたかったんですね。就活の対象も繊維系の商社や販売会社など洋服に関係する仕事ばかり。でもいろいろな会社を回っているうちに、洋服がいま店頭では売れなくなってきていること、さらに届け方が下手だとビジネスとして成立しないことを肌で感じるようになってきたんです。どんなにいい服を作っても消費者に上手な届け方をしないと売れない。そのためには自分の訴求力を高めていく必要があるんじゃないかって。

実はこういった本質的な部分については後日、林代表との面談を通じて整理されたんですけどね。とにかくその時点では洋服を売るにも本質を知らないとダメだなってなんとなく思っていました。フォースリーと出会ったのはその頃です。一旦就活を終えて、もう一度やりなおそう、という気持ちでインターネット広告業界にも目を向けはじめたんです。最初の就活を通して自分の言いたいことを伝えられる仕事に就きたいと思うようになっていましたから。

最初の面談でいきなり心が掴まれた。

はじめて林代表にあったのは、一回目の面談。これまで見てきた社長さんとは大きく異なっていて、半袖短パンでした(笑)。外見もさることながら、そもそも最終面接で社長が登場することに慣れっこになっていたので、いきなりの代表登場にビックリしてしまいました。でもものすごい求心力で、どんどん林の話に惹き込まれていき…実は私、その場で泣いてしまったんです。それまでの就活も自分では結構がんばっていたつもりだった。でもこういった面接の場では自分が一番言いたいことを伝えてはいけないんじゃないか、という目に見えない空気に足を引っ張られていたんです。

それを林代表には全てありのまま、正直に話すことができて、しかも回答が私の心をガッチリと掴んでくるんです。単純に会社に入るためのアドバイスとかじゃなく、私のことをちゃんと考えた答えを返してくださって。いまさっきはじめて会ったばかりなのに、もう全て見透かされているようですごい人だな、と。もちろん私の涙の理由なんかお見通しですよ。その場でここしかない、と決意を固めました。

仕事のスピードと正確さを同時に上げていく。

いまはアフィリエイト部に配属されて、日々クライアントのデータ集計や資料作成、あとは『QUORIZa(クオリザ)』っていうシステム上でメディアの承認を行なっています。クオリザを通してメディアがクライアントの広告を掲載してくれるんですが、申請後即OKではなくてきちんと良いサイトかどうか目を通して確認しているんです。悪質なものの場合は承認しない、という作業なので結構責任重いというか…プレッシャー感じながら取り組んでいます。まだはじめたばかりなので、いまはもうこなすしかないというか。作業スピードは遅いし、細かなミスや粗も目立ってしまって。とにかく早く慣れなきゃと必死です。

もうひとつの課題は自信がないこと。結構、自分のことを信じられないというのが昔からの思考の癖で、そういうところを改善しないといけないと思っています。自信のなさから精神的に落ちてしまうというか、ずぶずぶと深みにハマって考えすぎてしまう傾向にあるんです。そういうところを直さないとまわりにも迷惑をかけるし、自分のためにもならない。要改善です。その逆にひとつだけ、誰にも負けないものもあるんです。それが集中力。集中力だけは他の人より勝っていると思います。これを仕事に上手く活かしていければ、というのがいまチャレンジしていることです。

ちゃんと自分のブレない考えを持ちたい。

社内では直属の先輩みたいに仕事ができる人になりたいです。横で見ていて思うのが、まずこなしている仕事量がすごい。そしてお客様との関係構築力もすごい。電話でのやりとりからお客様が本当に先輩のことを信頼しているということが手に取るようにわかるんです。さらに自分でどんどん率先して仕事を回している姿に憧れます。そのためにもちゃんと自分の考えを持って、ブレない人間を目指していかなきゃって思っています。

入社前と実際に入ってからのギャップはあまりありません。ただいざ働いてみてあらためて思うのは、仕事が好きな方が多いんだなということです。入社前はもっと底抜けに明るくて、面白いことや楽しいことが好きな会社なんだろうな、と勝手に思っていました。でも意外なほどみなさん仕事に打ち込んでいる。人生を楽しむことの中に仕事がきちんと分けていれられているなあって思います。あともうひとつ、フォースリーの好きなところは自由なところですね。良いことは素直に良いと言う方ばかりなので、変に体裁を整えたりする必要がなくて、そこが気に入っています。もちろん、学生時代の仲間たちにも自慢の会社ですよ!

憧れの人として先輩を挙げていたのだが、実はもうひとりいると教えてくれた。それがマツコ・デラックスである。何があっても動じないところ、説得力に惹かれるのだそうだ。同時に周囲への細やかな配慮や人を伸ばすいじり方など、自分が目指すゴールがたくさん詰まっているらしい。自信がないとうつむいていたが、逆に慎重に物事を進められるタイプということも見て取れる。まずは強みである集中力をどこまでも伸ばしてほしいと思った。 (取材・構成・文/早川博通 撮影/小野千明)