Chiaki OguraInterview

社長室 人事担当小倉 千秋

人を育てる、を
仕事にする。

前職はメディアレップの営業だったという小倉。その後出産、育児を経て人事としてビジネスシーンに帰ってきた。一見すると異色のキャリアだが、その実、正しい思考と経験、そして人生のビジョンに裏付けられている。はじめての人事業務にもかかわらず、まったく危なげない仕事ぶりは早くも周囲の信頼を獲得しているという。いったいどのようにして彼女はそのスキルを手にいれたのだろうか。

1980年10月11日 神奈川県横浜市生まれ
【my favorite】
ビール / 娘のほっぺ / キティちゃん / 明太子 / 横浜 / モンハン / エヴァ / HYDE

育児をして、見えたこと。

私は以前まで自分のやりたいことが何なのかわかっていませんでした。働くことは稼ぐことぐらいにしか思っていなかった。だから会社選びの基準は“いくら稼げるか”。証券会社をはじめとする金融業界に籍を置いていたのもそういった理由からでした。ただ、稼げるとはいえ旧態依然とした業界ではどうしても限界が見えてしまって。そんな時に出会ったのがIT業界。急成長業界だったし、華やかな印象もあり、これなら頑張りに応じた収入が得られそうだと思いました。そこでメディアレップで営業として再スタートを切ったまでは良かったのですが、お客様には全力でお答えしたいと思う半面、無理がたたって体力的・精神的に限界がきてしまい退職。少し自分の生活を優先したいという思いから結婚、そして出産というライフイベントを迎えました。

ビジネスから退いて子育てをする中で、思いは現役時代にさかのぼります。すると反省することが多くて。一番後悔したのは自分のことだけで手一杯で、営業ノウハウや考え方などを誰にも継承してこなかったなということ。育児という大仕事を通じてはじめて人を育てる重要性に気づけたんですね。そのときです、次に仕事をするなら人の育成に関わることをやろう、と思ったのは。はじめてでした、自分のやりたいことが明確になったのは。

前職を辞めて4年半、感じたブランク。

職場復帰に対する気持ちがムクムクと湧いてきたある日、Facebookに投稿されたフォースリーの記事を目にしました。いまでは上司の山田がバックオフィス人員を募集していると書いていて、ああそうなんだいいですね、なんて軽い気持ちでコメントしたら「ぜひ」と。で、カフェでちょっと話したら代表の林と話があうから会ってみてよ、と言われて。そしてありがたいことに会ったその場でいつから来れます?というトントン拍子ぶりでした。

現場に戻った当初は、もう以前のように言葉が出てこなくて。4年半ブランクがあったので当然かもしれませんが、自分でも参りました。一応、復帰前の1年間、人と話すリハビリを兼ねて自動車のディーラーでお客様係のバイトをしていたんですが…BtoBとBtoCでは使う言葉が全く違うんですよね。そんな戸惑う私に容赦なく襲いかかる新卒説明会(笑)。頼まれたのが急ということもあって、何を話したらよいやら。ただひたすらアタフタしたことを覚えています。っていうかそれしか覚えていません(笑)。頭がまっしろになって言葉に詰まってしまったんですよね。あれはもう大失敗で大反省。いま思い出しても恐ろしい瞬間でしたね。

自分の言葉で話す、ということ。

考えてみれば当たり前のことで、営業時代いつでも堂々と振る舞えていたのは経験から得たノウハウが自信となり、自分の言葉で伝えることができていたから。でも採用においては自分自身まだ確立されていません。頭で理解できていたとしても、話すことができないのはそういうことだったんです。それ以来、大切にしているのが自分の言葉で話すということ。これは求職者側、特に新卒学生にも伝えていることです。いわゆるシューカツの小手先の技術じゃなくて、自分の言葉ですね。だって、面接って他人に自分のことを理解してもらうプレゼンの場。自分の言葉で自分のプレゼンもできない人は、どんなに好きで入った会社の商品だとしても人に説明したり営業したりできないと思うんです。

もちろん採用する側の私も自分の言葉でフォースリーの魅力を語ります。それでミッションやバリューに共感してもらえれば、きっと会社のファンになってくれるはず。そのあたりは、前職の営業時代に得たスキルを思う存分発揮しています。いまのフォースリーのファンにするだけでなく、今後どうなっていくのかみたいなところで夢を持ってもらって共感を獲得する。この採用にとって最も重要な部分は営業における提案と一緒で。採用したい人にフォースリーという会社を営業する、という構造ですね。

社員が自然体でいることの良さ。

ではどんなところを一番の推しにするか、というと、そこはやはり人ですね。特に感じるのはコアメンバーによって会社の空気感が全然変わるんだな、ということ。以前の会社も規模が同じぐらいだったのですが、まるで逆で。もはやトラウマになっているぐらいなんですが、上の人と真逆の意見を言うとモノが飛んでくる、みたいな会社だったんです。だから自分を抑えることが習慣づいてしまっていて。無意識に意見を言わないように、周囲や上の顔色をうかがってばかりでした。でもここは意見があるのに言わないのは悪だ、ぐらい。何か違和感を覚えたのならそれはもう絶対に口にすべきだし行動すべきでしょ、って感じなんでまったく異なる環境なんです。おかげで最近では本当に腹にためることがなくなりました。たまに余計な事言いすぎって言われるんですけどね(笑)。

やはり代表の林、取締役の山田の二人が完全にフラットだからこそ、この雰囲気なんですよね。社員がいかに自然体でいられるか。いかに意見を言いやすい環境をつくれるか。会社を発展させていくためにはとても大切なことで、これからも変えてはいけないものだと思っています。

営業、育児、そして失敗まで含めてすべてに学びがあり、無駄な経験はひとつもない…そんな風に語る小倉はすっかり職場の人気者である。部署の垣根を超えて人とつながり、新しい風をオフィスにもたらせる。そして蒔いた種を大きく育てる。明日のフォースリーをつくる手応えを感じる日々だと明るく笑う。そこには「自分のやりたいことが何なのかわからなかった」頃の小倉はもういない。 (取材・構成・文/早川博通 撮影/小野千明)

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