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WordCamp Tokyo 2017に参加してきました!〜1日目(セッションデイ)〜

今年のWordCamp Tokyoのテーマは「Join」ということで、もちろん今年もみっちり2日間参加してきました。
「ブログを書くまでがWordCamp」ですし、ちゃんと書きたいと思います。

「わかりみが深い」とはこのこと

午前中は「WordPressサイト構築プロジェクトマネジメント -何故プロジェクトはいつも最後にバタバタするのか-」からスタート。
制作も終盤に入って、お客様の確認が済めば納品…というところで始まる修正ラッシュ!伸びる工期!この費用どうなるの?!みたいな超あるある問題をいかに解決するか、というセッションでした。
一言でいうとうなずきすぎてもう首がもげるんじゃないかと思いました。
結論から言えば、その修正期間を最初に見積もりに含めることでお客様とコンセンサスを取って進めましょう、ということになります。
普段は受託で制作する側なんですが、自分が発注する側になったときも気をつけたいと感じる点が色々ありました。

すごいぞGutenberg!

次は「Gutenberg が切り開くWordPress の新UX」。
GutenbergというのはWP5から標準搭載される予定のエディタで、これまでのwysiwygエディタに代わるものです。現在すでにベータ版をプラグインで利用することができます(※本番公開中のサイトでは使わないようにと注意書きがあります)。
さてこのGutenberg、すごいです。今のエディタはなんだかんだ書いたままをサイトに反映するのが難しかったり、カスタムフィールドを使ったほうが便利だったりするんですが、もうカスタムフィールド必要なくなるかもしれません。
WPのネイティブの機能でいろんなことがどんどん簡単にできるようになっていくので、クライアントワークではそのあたり、きちっと価値を提供できないとまずいぞ、という危機感を感じます。
ただ、GutenbergはReactで作られていますが、今Facebookが発表したReact.jsのライセンス問題でWPのコアプロジェクトにはReactの採用をやめることになったので、ちょっと作り直しが発生することになるようです。

※追記
React.jsがMITライセンスになったのを受けて、またReactをどうするかについては揺れているようです。

なんでもできるけど、やらなくてもいいじゃない

午前中最後のセッションは「HUB・プラットフォームとしてのWordPress」。
WPってなんでもできちゃうんですが、だからといって使いたい機能を全部WPに実装すると重くなったり使いづらくなったりするんですよね。
そこで、外部化できる機能は外部サービスを使う(HUBとして使う)とか、管理画面だけ使ってコンテンツをAPIで投げたり(プラットフォームとして使う)とかするのがいいんじゃないの、というセッションでした。
確かに、メールフォームなんかはステキなプラグインがあるんですが、メールが送られてきたあとの管理とかはWPではしづらいです。そのへんはもう最初からkintoneとかにしちゃえばいいんじゃない?というのは正直目からウロコでした。

閑話休題

さて、お昼休みのあとはわぷーカフェでカルタ大会に参加してきました。もちろんえげつなく大人げなく勝ちましたとも!

カルタで12枚取りました

人生は修行

さて午後のセッションは「世界で一人しかできない WordPress コアを写経する話 ― 修行の先に見たものとは?」。
この裏のセッションも大変面白そうだったので迷ったのですがこちらに来ました。
写経というのは初心者のうちはよくやる「サンプルコードを書き写して実行してみる」というものなんですが、これをWPのコアファイルでやってらっしゃる。
一番最初に実行されるindex.phpから始めて、次々と呼ばれるファイルや関数を追いかけて一つずつ書き写していくという気の遠くなりそうなまさしく修行という感じの作業ですが、
たしかに得るものはたくさんあると思います。ただけっこうな分量があるので始めるのにはけっこう勇気がいりますね。
それについては、「いつまで続けるかは自分で決めればいい。納得するまで続けて、また新しいことをやってもいい。重要なのは後から「できなかったな」と思うのではなく「こんなにできたな」と思えるようにすること」
と仰っていて、なるほどーと思いました。

英語セッションにも行きました

その後は英語セッションを2つ続けて聞きに行きました。「Konichiwa: What I’ve learned helping a Japanese WordPress start-up grow in the US / 日本産 WordPress サービスの米国展開から学んだこと」と「WordPress in 2018 / 2018年の WordPress」。
「日本産WPサービスの〜」はサービスの海外展開の話なので現在の業務には直接関係ないといえばないのですが、「いいものを作る」だけじゃダメなんだよなーと痛感しきりです。
「2018年のWP」は、Web業界全体の流れやWPを作る人たち、使う人たちの意識のことなど包括的な視点から、2018年こうなるんじゃないか?というセッションでした。やっぱりJS大事超大事。AngularなりVueなりちゃんとやらなくては。

カスタム3兄弟の使い勝手が良すぎる問題

さてWordCampセッションデイも終わりに近づいてきました。次のセッションは「その設計大丈夫?無理のないWordPressの設計と構築を考える」。
「理想はテーマをデフォルトに変えても動くこと」でもうのっけからすいませんでしたって気持ちになりました。テーマに書きがちなんですよね、カスタムポストにしてもカスタムフィールドにしても。
結論としてはテーマとコンテンツは分離しましょう、プラグインを使いましょうってことなのですが、なかなか難しい。ただ、Gutenbergが使えるようになればカスタムフィールドの使用頻度は減るかもしれません。使ってみないとわからないですが。
あと、機能を外部化していけばカスタムフィールドとカスタムポストでなんとかするっていう方向ではなくなっていくかなとも思います。そういう意味では、ここまでに参加したセッションのおかげで視野が広がりましたね。
あ、カスタム三兄弟のもう一人はカスタムタクソノミーです。

閑話休題その2

ちなみに今年はスタンプラリーでなんとマグカップを当てました!!うれしい!!去年のと一緒に大事に使います。

2017年マグカップ。パンフに名前を書いたのがちらっと見えています

そしてすべてがJoinする

最後は「【基調講演】wp_next_step – WordPressの次のステップ」。
いま、全世界のWebサイトの28%がWordPressでできているそうです。去年は25%くらいだったと思うので、着実に増えていっています。CMSのシェアでいうと59%だそうです。
で、このまま成長していくのか…というとそうでもない、かも知れない。我々がいま見ているWebの範囲はどんどん狭くなっていっています。
SNSでは興味のあるものごとや人をフォローするとそれについての情報はたくさん入ってきますが、それ以外の情報が見えなくなりやすい。
ChatBotなどの開発で対話形式で検索したり、スマートフォンではアプリ化が進んでいて、ネットサーフィンをブラウザでするということそのものが少なくなっていっている。
自分に最適化された、閉じたインターネットで見たいものしか見ない、今の状態が進んでいったらインターネットはどうなるんだろう…という問題提起は衝撃的でした。
Webサイトを見ることが少なくなるからといってコンテンツがなくなるけじゃないので、WPがその変化に対応していくためにもっとみんながWPコミュニティに参加して盛り上げていこう、
というのが結論だったのですが、この日参加してきた一つひとつのセッションが自分のなかでまとまって(つまりJOINです)、腑に落ちた瞬間でもありました。

セッションデイを終えて

WordCampという場にいるというだけでも楽しいんですが、何よりものすごいエネルギーをもらった感じです。
去年のWordCampでお会いした方に再会したり、新しい方と知り合いになったり、実に充実した一日でした。
コントリビューターデイに続く!